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私たち夫婦にとって思い出深い葬儀があります。
5年ほど前の事です。
主人が親しくお付き合いをしていたお友達は、ご自身で店を経営し、またマスターでもありました。
そのお友達は、とてもとても矢沢永吉が好きで、熱狂的なファンでもありました。コンサートにも欠かさず行かれ、お店の中も「永ちゃん」そのもので、お店の中でマイクを持つお客さんの歌もほとんどが、「永ちゃん」の歌だったそうです。
そんな明るく多くの方々に慕われていたお友達が、ある日突然、亡くなったと主人の元にご家族から電話が入ったのです。
仕事柄、一報を告げるご家族とのやりとりは慣れてはいるはずなのに、最初誰の事をいっているのかわからない状況で、忙しさ故なかなか会えないままでの突然の訃報にショックを隠しきれない様子でした。
主人は、友人でありながら葬儀社という立場で会わなければならず、複雑な心境だったと思います。
最後のお別れとなる葬儀の形は、ご家族の理解のもと、故人の生前の希望も取り入れ、その生き方に相応しい葬儀告別式となりました。
故人を知らない方でも、この方は「永ちゃん」が好きで、その音楽がとても好きで...と人柄をわかっていただける様な葬儀でした。
みなさんにいいお葬式だったと喜んでいただき、きっとお友達も満足してくれたのではないかと思います。
こんなとき、素直に、本当に葬儀に携わる仕事でよかったと思います。
2009年1月の所に、これまでの記事をまとめてあります。
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